おゆブログ

社会人になってから、ADHD・自閉症スペクトラムを診断されたアラサー共働き主婦が、日々感じたことを記しています

ADHDの診断を貰えたことで、得られたことを率直に話す

目次

 

 

3つめの病院で、やっと発達障害の診断がおりた

二週間ほど前、サードオピニオンで訪れた病院で、ついにADHDの診断を貰うことができました。

 

その病院は、心理士の先生と30分ほどカウンセリングをして、今困っていること・これまで困っていたり躓いてきたことを話す時間でした。いやー自分の今までの人生振り返って話す時って、なんであんなに緊張するんですかね??

 

自分は話をまとめたり簡潔に話すのが苦手で、思っていたことを半分も伝えられず大パニックになるのが仕様になっています。なんで、幼少期から今までで困っていたことを、ワードでまとめてプリントアウトしたもの+WAISの検査結果を持参しました。臨床心理士の先生曰く、こういう風に紙でまとめてもらえると把握しやすいです!とのことでした)

 

心理士の先生が作ってくださったカルテを基にしながら、先生の問診に臨みました。

 

「これはね、ほぼADDの兆候が見られるね。診断がおりて、間違いないと思う」

 

「脳の特性がね、人と少し違う。でも、それは決して人より劣っている訳じゃない」

 

「今まで理不尽な思いを沢山してきたと思うけど、よくここまでまっすぐ来られたね。苦労しながらも、支えてくれる人が、きっといたからだと思うよ。」

 

先生の言葉に、年甲斐もなく涙が止まりませんでした。いい年をした女がわんわん泣いているのは、むちゃくちゃ奇妙な光景だったと思う。でも、診断がおりたことで、張り詰めていたものがほどけていくように感じました。

 

自分は、困っていたことをまとめた紙に、今後どうしていきたいか?ということを書いたのですが、その中に

 

「世に出ている対処本の方法を試してみたものの限界を感じており、障害者雇用で働くことを考えている」

 

と書いていました。先生はこの障害雇用で必須になる障碍者手帳の取得も、とても前向きに検討してくださっていたことも、今回安心できた要因の一つでした。

 

薬は処方してくれるものの、手帳の取得となると渋るような先生もいらっしゃるようで…(おそらく、手帳が出ることでその人に+αの税金がかかるからじゃないかと思われる)こればかりは、かなり運要素あるぞと思います。ネットで精神科ガチャっていう言葉が出るの分かる…

 

先生によって、発達障害かそうでないかという診断が異なるのはなぜなのか?

今回の病院で診てもらう前2つの病院に行きましたが、いずれも「このWAISの結果なら、発達障害ではないのでは??」という対応をされています。

 

だいたい一か月間の間に病院を3つ変えている訳ですが、その間に発達障害の症状が軽くなったり重くなったりしているわけじゃない。そう考えると、私の症状は極めてグレーな境界線上にいるんだな、と思います。

 

もし、発達障害の診断がもらえなかった病院で諦めていたら、支援も何も貰えず健常者の人達の中でボコボコにされながら生きていくしかなかったんか…と思うと、むちゃくちゃ震えます。

 

その人が行った病院の先生が、発達障害についてきちんと勉強しているかそうじゃないかで人生変わっちゃうなんて、考えれば変な話だと思います。

 

じゃあ、発達障害を疑った時どんな病院を選んだほうがいいのか?

3つの病院を回って踏まえた結果を基に、こういう病院やこんな先生の方がいいんじゃないのか?と思うところを、私感ですがまとめたいと思います。

①診療時間が5~10分のところは止めたほうがよさそう

残念ながら発達障害は、鼻に綿棒つっこんで「あーインフルエンザですね」で分かるような簡易的なものではありません。

 

幼少期からのその人の特徴、WAISの結果、その他心理検査や病院によっては本人以外の第三者(親や保護者の方)を連れてきて、多角的にその人を検査する必要がある障害だと思っています。

 

グレーゾーンの自分から見ると、それを5分や10分で判断するのには、正直あまりお勧めできません。。。

②WAISの結果を重視しすぎる先生は、もしかしたらセカンドオピニオン・サードオピニオンのほうがいいかもしれない

 「WAISの検査は、これだけで発達障害とは言えないし、これだけで発達障害じゃないとも言えないんですよ」って言っておきながら

 

発達障害なら、もっとこの部分の数値が低いはずなんだよねぇ…」

 

って断定されたことがあったんですが、帰宅して冷静になった時に

 

「結局どういうこと??」

 

と思ってしまいました。上記にも書いたように、発達障害は多角的に見る症状の為、WAISの結果を重視しすぎるor幼少期から困ってきたこと等を聞いてこないようなところも、微妙かもしれんです。

③はつナビのサイトで口コミを見て、自分に合っていそうな病院を探してみる

かなり病院探しに苦労した身なんですが、グーグル検索とかで大人の発達障害専門外来とか謳っていても、WAISの検査を見て門前払いされるようなことも結構ありました。

 

特にグレーゾーンで、自分の症状に名前が欲しいような私みたいな人は、何軒も病院を渡り歩くことも考えられます。

 

はつナビ【発達障害ナビ】 | 発達障害者のための病院口コミサイト

 

Twitterでたまたま見かけたのが、このはつナビのサイトでした。確か、このサイトを運営している方も当事者だったかな?

 

病院の口コミって、なかなかグーグルの評価だけでは伝わり辛いし、行ってみないと分からない要素がかなりあると思います。

 

初診料も、積み重なると結構辛い。時間がない中で、効率的に自分に合った病院を見つけたい。そういう人には、すごくはつナビのサイトは役立つと思います!

 

自分も、最終的に診断を貰えた病院を紹介してくださったのは、はつナビさんで知った病院の職員さんでした。もしはつナビに出会えなかったら、今もまだ苦しんでいるままだったかもしれません。

 

発達障害のシリーズは、一旦ここで終えようと思いますが、また何か進展がありましたら書いていきたいと思います!